【第7回目 釣行log】シーズンはまだ終わらない!ボートエギングでアオリイカを釣る

釣行Log
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ボート乗り場の写真

先日の春イカ総集編でもお伝えしたように、5月6月と全く釣果に恵まれていない。

気温、水温、潮流、光量変化などのフィールド条件を揃え、エギサイズ、カラー、しゃくり方などのテクニックを色々試すも、未だアオリイカに会えていない状況。

もちろん経験値が不足しているため、十分な対策が取れているかというと決してそうではない。

この状況を打破するためにも、まだ試していないことを試す。

それはフィールドを大きく変えるということ。
また、刻一刻と変化する海の条件に合わせて、様々な攻め方が可能な場所で釣る。

この前提でエギングをするために、今回はボートエギングをチョイスした。

今回の釣行logの検証ポイントは3つ
※ポイントは原則3つ「環境/釣果/実地検証」で順不同

検証ポイント
検証ポイント
  1. 水深、潮流、風向などの条件をボートで移動しながらカバーできるか?
  2. その時好条件のポイントを攻めてイカが釣れるか?
  3. 根掛かったときに反対側からアクションすればエギは抜けるか?

検証結果をまとめますと以下の通り

検証結果
検証結果
  1. 同じポイントでも、条件に合わせて別角度から攻めるなど、陸っぱりでは中々できない多角的なエギングができる!
  2. イカには会えず。しかしこの時期の日中にも関わらず、周りで上げているのを多数目撃した!
  3. かなりの確率で抜ける。しかしどうにもならない場合もある!

それではそれぞれの検証を紹介していく

ボートエギングは超攻撃的なエギングができる

風向に左右されずにエギングできることを説明する画像

よく釣れるいわゆる一級ポイントであっても、陸っぱりでは風向/風量、潮流などの条件でエギングの難易度が跳ね上がることがある。

その点ボートエギングは、360度どこにでもエギが投げれ、かつ潮流に沿う形エギを流し込める。

これはエギングをするうえで非常に有効的で、さらに陸っぱりではあまりできない、”奥行”を使って攻めることができる。

つまり、浅瀬と深場を時間帯や潮汐に合わせて自在に変えることができるのだ。

例えば出船して間もない7時~9時までは、朝マヅメが終わったあとに、岸近くに待機しているイカが残っているので、比較的10m以内のエリアを狙い、その後太陽が高くなっていくのに合わせて沖に出ていく。

この様にイカの特性を考えて行動するだけで、釣果が変わっていくと思われる。

しかし、この奥行を使うという発想はいいのだが、攻めるフィールドが広がる分、地形を広い範囲で理解をする必要があることと、イカが岸を離れるタイミングを見計らう必要がある。

そのためボートエギングはメリデメが表裏一体であることがわかる。

つまり、ボートで沖にでれば釣れるという単純な構図ではなく、より多くの経験値が必要なのだ

もちろんボートを貸してくれるお店の店員さんに話を聞くことで、そのエリアのある程度の特徴や釣れるポイントを教えてくれる。

釣りは情報戦。
恥ずかしがらず「初心者です」「このエリアは初めてです」と伝えると、皆丁寧に教えてくれる。

また今回ボートにでてわかったのが、週末ということもあり、近隣の磯場でもエギングをしていた方を多数見かけた。

今後もし同エリアの磯場を攻める際に、沖からの潮の動きや魚が集まるポイントを理解しておくことで、アドバンテージになると予想される。

引き続きこのエリアでの釣行を重ねて、経験値を貯めていこうと思う。

釣果はゼロ。しかしアオリイカは確かに存在した

油壷の水深10M付近の写真

当日のコンディションは「干潮8:14/満潮14:59/中潮/曇りのち晴れ/南風2〜3m/濁りあり」
出船時間は7:30、帰船時間は15:00

ちょうど干潮から上げ9分くらいまで叩ける中で、朝にかけての下げと昼過ぎに向けての上げが一番干満の差が大きい状況。

目的地までは20分くらいで到着。
すでに磯場には朝マヅメからやっているであろうエギンガーがちらほら。

最初のポイントはお店の方から聞いた、小島(島というより岩礁)近辺にアンカーを打つ。

動きがあったのは8:30頃、近くでソロエギングしていた方が視界の端でフッキングしたのが映る。
直後ドラグ音が鳴り、そのままアオリイカを取り込んでいる姿をみた。

よく見ると私がいる水深10mラインよりも、岸側の恐らく水深6mラインで釣り上げていた。

岸からは100m近くあるので狙えない箇所だが、まだこの時間でも岸寄りにいることに少々驚いた。

その1時間後くらいに2人組のエギンガーが水深10mラインでヒットしたのを確認。

私はその後もほぼ終日エギングをするもボウズで終了

大型の捕食者が10時ごろから終日回遊し続け、100羽くらいの海鳥が群がって頻繁にナブラやボイルが出ていた。

また常連と思われる方の動きをよく見ると、2つの共通点があるように思えた。

ひとつは20分に一回はポイントを移動していたこと、続いて風向きよりも潮流に沿う形を優先してエギをキャストしジャークしていた。

今回ボートエギングをして思ったことは、ポイントを抑えると360度エギングができるので、ついつい前後左右にエギを投げ、潮目が入るポイントで粘ってしまいがちだった。

しかし、広い海では潮目やよい潮流は方々で発生しているため、駆け上がりや藻場などをエリアを優先して周り、潮流にエギを沿わせてフォール姿勢を保つなど、基本的なテクニックを抑えることが重要だと思われる。

根掛かりへの対応は地形理解と初動が大切

エギを上下左右どの位置からもボートでサポートする図

初めてエギングするエリアのため地形の知識はゼロ、近くには海藻や藻が水面近くまで顔を出しているエリアも見える。

こうなるとどうしてもエギングにつきものである根がかりが怖くなるのは私だけではないはず。

通常陸っぱりの場合は、どうしてもボトムまでエギを落とすのが怖いシチュエーションだ。

いつもなら根がかりが発生した場合、エギを中心に120度くらい角度をつけれるのがせいぜいだ。
しかし、ボートエギングの場合、360度どの角度からもエギを引き上げることができる。

結果を言うと、ボートに座った状態のエギングでは全くロストすることがなかったが、ボートに立った状態のエギングで、どうにもならない状況が1回発生した。

この違いはエギを通したポイントもあるだろうが、個人的にもっと大きいと思う部分は、座った状態だとジャークする幅が小さくなることや、エギまでのラインの角度が狭くなるので、障害物へのかかりが浅めになるように感じたことである。

もちろん普段は出来ない、エギをかけた反対側からアクションすることで、外れたケースもあったので、総合的に見て陸っぱりよりも根がかりは外れやすい環境であると思われる。

しかし、もっと大切なことは、陸っぱり同様、フォールカウントで底までの距離を測って着底を避けたりジャーク前に竿先でゆっくりきき(エギをゆっくり上に向けて当たる感覚を知る動き)、安全が確保出来たところでジャークを開始するといった、基本的な動作がボートエギングでも重要であることがわかった。

環境的にもお財布的にもロストはできる限り避けるべき事項のため、今後も意識を高めて行きたい。

この記事を書いた人:えぎんがない⁉︎

「えぎんがない!」とはエギングの魅力にガッツリはまってしまった首都圏在住の初心者エギンガー2名組みが、神奈川県三浦エリアを中心に日夜イカ釣りを行い、その結果や情報を発信をしているエギングの情報メディアです。同じくイカが欲しいのに釣れない!と悩んでいる人たちのお役に立てれば幸いです!!

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