夜エギングをおススメする理由とは?夜行性のイカを釣るコツとポイントを紹介

シチュエーション
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どうも!えぎんがない⁉です。
突然ですがエギングを始めたばかりの方、これから始めようとしている方でこんな悩みございませんか?

  • エギング難しいし、中々釣れない・・・
  • 昼間は釣り場に人がいっぱいいて思うように釣りができない・・・
  • 隣に人がいるとお祭り(糸がらみ)が怖くて遠慮しちゃう・・・
  • うまくしゃくったりできないのを見られるのが恥ずかしい・・・
  • 日中は家族もいるので中々時間が取れない・・・

特に始めたてのころは、釣り場にたくさんの釣り人がいる中で後から釣座を確保する場合など、声をかけていいのか、はたまたそそくさと準備を始めて良いものなのか迷うところです。

釣り人は基本いい人が多いんですが、皆黙々と集中して釣りしている姿を見ると、ちょっと気後れしちゃいますよね?

周りが気になってエギングに集中しづらいと悩むそんなあなたに朗報です!
そう、夜エギング(ナイトエギング)なら万事解決!!

昼間よりも比較的人が少ない夜エギングは、自分のペースで釣りがやりやすいですし、何よりイカは基本的に夜行性の生き物ですので、夜にエギングをするのは理にも適っているんです!

今回は夜エギングをするうえで準備するものや注意点など、私の経験談を含めてポイントをご紹介させていただきます。

夜でもイカは本当に釣れるのか?

夜の漁港の写真
普段は釣り人や漁港関係者でひしめき合う人気の漁港も、深夜は静かな環境で釣りに集中できる

結論、普通に釣れます
当日の潮汐や潮流などの条件によって変化はするものの、ちゃんとポイントを押さえば、深夜でも釣れます。

もちろん春イカのシーズンですと朝マヅメの時間帯がベストですし、光量変化の中でも暗くなる夕マヅメはどのシーズンでもアタリが取りやすい時間帯です。

しかし、日中にやるデーゲームと比べると、圧倒的にナイトゲームの方がアタリが有ります。

なぜならば、本来イカは夜行性で、天敵から見つかりづらい夜に捕食行動をすることが多いとされてます

さらに、季節やその日の潮位にもよりますが、夜のほうが良い流れの潮が入ってきている、潮の干満の差が激しいこともありますのでチャンスは十分あります。

実際に夜にエギングしてみてよかったこと

夜の海の画像
暗がりから聞こえる波音に耳を傾け、満点の星空のもとでするエギングはそれだけで格別だ

道中の道が空いている

移動距離などにもよりますが、首都圏住まいの私からするとまず道が空いてるのは大きいです。

夕マヅメを目指すとなると日中に出る形になるので、どうしても道路が混んでるので、目的の時間に行くには早く地元をでないといけないのですが、仕事や家庭都合など様々な理由で調整が難しいことがあります。やはり移動時間が短く済むのは助かります。

条件の良い釣り座が取りやすい

日中やマズメ時に比べて夜、特に深夜は条件の整った釣れる場所が取りやすいです。
そして、良い釣り場は、昼夜問わず釣果が期待できることが多いので、それだけ釣果が期待できます。

もちろん人気スポットになりますと、エギング以外の先客もいるので必ずとれるわけではないですが、かなりの確率で自身が投げたいポイントに竿を下せます。

周りの釣り人を気にせず釣りができる

エギングやり始めのころに特に感じたのは、キャストやシャクリが下手くそでも周りの視線があまり気にする必要がないので、自分のペースで色々な手法を試したり練習することができるのでメチャクチャオススメです。

また、釣りをしていると突然潮流の方向が変わったり、流れが激しくなったりすることがあり、キャストした方向が悪いのに、夜のため着水ポイントがわからないままエギングをしていて、お隣さんとの糸絡みしてしまうことがあります。

私が駆け出しのころは良くお隣さんと糸が絡んでしまうことがあり、非常に気まずい思いをしました。

もちろん夜でも人気ポイントは釣り人がいますので、まったく気にしないでもいいということはないですが、比較的日中よりも距離をとれるので伸び伸びと釣りができます。

夜エギングが難しいと言われる理由

夜エギングでアタリを待っている画像
日中ならばラインの動き方でアタリを判別できるが、視界の悪い夜では別の工夫が必要だ

暗闇の中ではイカのアタリが取りづらくなる

これはエギングをする方であればすぐに分かると思いますが、イカのアタリを感じ取る方法が限定されてしまうため難易度が増します。

エギングのアタリ(イカがエギを抱いたときの反応)は非常に繊細です。

秋シーズンのように、エギをひったくるようなアタリであれば非常にわかりやすいのですが、アオリイカの場合ですと、食事をする際は、餌(エギ)をスーッとを安全なエリアまでゆったり運ぶことが多いため、大半がラインの動きを見ていないと、気づけないようなものが多いです。

そのため、新月+磯場の組み合わせではほとんど暗闇ですので、ラインの動きが見えずアタリに気づけ無いことがあります。

海の状況が把握しづらい

上記に加えて、海全体の動きが見えづらいということも難易度が増します。

例えば、小魚やプランクトンが集まっていることが多い潮目などはかなり見にくくなりますし、日中であれば確認できる、海中に沈む岩礁や藻場などが見えないため、イカが潜んでそうなポイントを把握しづらかったり、エギが根がかるリスクが高まったりします。

また、海中が暗くよく見えないため、エギの動きが把握しづらいのと、エギを追ってイカが追跡しているかがわかりにくいので、実は手前までイカが来ていたのに、気づかず逃がしてしまうなんてことが起きてしまいます。

夜エギングで釣果を出すコツとは?

ロッドの握り方やラインの張り方でイカのアタリを取る

初めて間もないころはもちろんのこと、エギングを数百時間釣行しておりますが今だにアタリを感じ取れずに、竿をシャクったときにイカに気づく「シャクリ合わせ」になってしまうことが結構あります。

ただでさえアタリが繊細なエギングなのに、暗い中で視界が悪い状態での夜エギングは一層アタリが取りづらい環境です。

そんなときは以下3つの手法の中から、その時の状況に合わせて工夫してみましょう。

ロッドの持ち方を変えて微細なアタリを感じ取る

エギをしゃくってフォールさせる間イカの反応を待つ際に、ロッドを握りこむのではなく、ロッドの先を真下(海面)に向け、グリップエンドを真上(空)に向ける形にし、ロッドとリールの接合部分をまるでワイングラスを持つかのようにやさしく人差し指と中指で挟みこみ、アタリを待ってみてください。

こうすることでエギが潮にもまれたり、急に潮が重くなったりした際に、通常の握りよりもはるかにエギから動きが指先に伝わってくると思います。

夜の暗闇ではラインで当たりをとるのが難しいシーンが多いので、極限までエギから伝わる感覚を研ぎ澄ましてみてください。

ラインテンションをかけてエギからの振動をキャッチする

先ほどのロッドを立てて感覚を研ぎ澄ませるのと合わせて、ラインにテンションをかけてフォールさせる「カーブフォール」を使うことでより一層イカのアタリがダイレクトに伝わりやすくなります。

また、カーブフォールをさせる際に、数秒に一度竿先を手前にゆっくり引いたり、4秒〜5秒にリールを1回転させるくらいのゆっくりしたペースでリールを巻くことで、エギにイカが乗っているかを利き合わせるのも非常に有効です。

ただしあまり大胆にエギを動かすと、イカがエギに対して違和感をもってしまい、せっかく持っていたエギを離してしまったり、警戒させてしまう可能性もあるので、極端なアクションをしないように注意しましょう。

ラインを指で少しだけ引いてアタリを確認する

暗くてラインの動きも見れないし、硬めのロッドをつかっているのでアタリがいまいち感じ取れないという方は、直接ラインからの信号を指でキャッチすることをオススメします。

やり方は非常に簡単です。

リールからガイドに伸びている本線に、普段リールを回す側の手の指先をかけて数センチ指で引っ張った状態をキープする、または、ボトムステイしている際に、指でゆっくりラインを引っ張ることでエギにイカがアタックした際の振動や、エギを抱いているときのイカの重みをダイレクトに感じることができます。

あまり強く引きすぎるとフォールの姿勢が崩れたり、エギが不自然な動きをすることでイカが警戒してしまうことがあるので注意が必要です。

地形や潮流について事前に調べておく

釣り場の癖を知っているかどうかは釣果に影響する部分ですので、可能な限り調べておきましょう。

日中に行きづらい方については、ネットで地形の写真や潮流予報などをつかって事前にインプットしておき、現地についてから海面に浮かんでいるゴミなどをみて実際の海の様子と照らし合わせ、その日の状態を把握しましょう。

特に海面が一部盛り上がって見える部分や白波が立つ箇所の下には、かなりの確率で岩礁などが存在するため注意が必要です。

あとは面倒かもしれませんが、やはり一度日中に足を運んで地形特性を把握してからのほうが、圧倒的にナイトエギングで釣果を上げやすいと思いますので、是非実施してみてください!

漁港などの場合は常夜灯周辺を探る

夜に釣りをする場合、エギング以外の釣りでも人気のスポットとなる常夜灯周りは、必ず攻めたいポイントの一つです。

常夜灯の近くは餌となる小魚(ベイトフィッシュ)がプランクトンを食べに寄ってくるため、その小魚を狙ったイカが近くに潜んでいることがあります。

また、常夜灯がある場合、手元や竿先からでるラインの動きを見ながらアタリをとることができるため、アタリが取れる可能性が高くなります。

しかし、常夜灯に関しては2つほど注意すべき点があります。

1つ目は時期によって寄ってきた小魚を捕食するために、シーバスや青物(通称フィッシュイーター)が近くに来ることがあり、これらの魚はイカの天敵となるため、イカが一気に警戒モードになってしまう可能性もあるということです。

2つ目は常夜灯の位置次第で、大きな人影が水面に映る形となり、同じくイカが警戒モードになる可能性があるので、低く屈んだり、岸から少し離れて影が水面に入らないように注意しましょう

更に、2022年9月に釣具メーカーのYamashitaさんが常夜灯に関する興味深い動画を公開してくださっています。

特に20分過ぎたあたりからの明暗の境目の話と、夜間の発光色に関する話は実際の釣り場で考慮したい内容でしたので、是非一度こちらから動画を見ることをオススメします。

イカにエギの存在をアピールする

重さや形状などは時期や、海の状態に合わせて使い分けますが、我々えぎんがない!?の鉄板は「クリアボディー」「赤下地」「ケイムラカラー」「グロー系」のエギは外さずに持っていき使ってます。

イカは視力はいいとされ遠くまで視認することは可能とされていますが、色彩感覚が乏しく、ほぼ色は濃淡でしか見えていないと言われています。

そのため、カラーのメリハリがはっきりしているエギや、色以外の発光などによりイカに気づいてもらいやすいエギは、夜のエギングには必須級のアイテムと言えるでしょう。

エギの選ぶ基準や、イカからの見え方についてはこちらの記事にて詳しくまとめてますので、そちらを参考にしてみてください。

夜に釣りをする際に必ず気を付けるべきこと

ヘッドライトを点灯する際は海面や周囲を見渡さない

ヘッドライトを使えば、竿先から出るラインを明かりで照らすことでイカのアタリを見極めたり、海の状況を把握することが可能になり便利ではあります。

しかし、いくつか注意が必要な点があるので、取り扱い時は気をつけましょう。

まず最初に、イカは暗い夜の中で明るい光が直接当たることを嫌う性質があるということです。

海面近くにいるイカに対して直接ライトを当てると十中八九海底、もしくは沖合に逃げてしまいます。

これはイカをタモ入れする際やギャフで引っ掛ける際にも注意が必要で、ついつい直接イカを光で照らしてしまい、海面付近で暴れた拍子にエギが外れてしまったり、身切れしてしまったりすることがあります。

次に周囲の釣り人への配慮をしないと思わぬトラブルのもとになってしまうことです。

釣り場は色々な対象の魚を釣りしている方々がいます。
イカと同様に魚種によっては極端に光を嫌がり警戒することで釣れなくなる魚もいるため、せっかくの釣りを邪魔してしまう可能性があります。

また、最近は光量が強いLEDのヘッドライトの商品が多くあるため、ヘッドライトをつけたまま周りを見渡した際に、周りの釣り人の目に入ると非常に危険です。

足場の悪い磯などの場合、最悪の場合目がくらんだ拍子に足を踏み外して落水したりなどの事故にも繋がり兼ねないので、絶対にやらないようにしましょう。

釣り場では皆でマナーを守って気持ちよく釣れるように配慮したいため、周りに釣り人がいる場合は、むやみに海面や周囲をライトで照らしたりしないよう注意しましょう!

危険に対してしっかりとした準備と対策をする

街中と同じで夜は人通りが少なくなり視界が悪くなる分、危険度は絶対的に増します。

漁港など明かりが近くにある、かつ足元がしっかりした場所であれば、危険の度合いはそこまで高くありません。

しかし磯に向かう場合は本当に注意してください!!
これは自戒の意味を込めて言いますと、ちょっとの油断が本当に命を落としかねないです。

夜の磯に向かう前に次のことに注意ください。
(★)マークは昼間でも同様の注意点です

  • 可能な限り明るい時間帯に現場を調査し地形を理解してから向かう
  • 一人で夜の磯には立ち入らない
  • 絶対にライフジャケットはつける(★)
  • 釣り座に向かうまではライトで照らしながらゆっくりと着実に歩く
  • サンダル厳禁!ソルトシューズ等を履いて足元を固める(★)
  • 手を切らない様にフィッシンググローブを着用する(★)
  • 岩が黒く濡れている箇所は通らない(★)
  • 波の高さや潮位など常に海の状況に気を配る(★)
  • 極力波に背を向ける釣りはしない(★)

残念ながら毎年磯場では釣り人による死亡事故が起きてます。
壁などがない磯では突然突風にあおられたり、高波がきたりと思いもよらないことが本当に起きる場所なんです。

自然を相手にしているということを常に意識して、判断に迷うようなことがあれば絶対に撤退することをお勧めします。

夜エギングを楽しむにはどんな準備が必要?

基本的な装備はいつもと変わりませんが、必ずあったほうが良いものは以下の通りです。

  • ヘッドライト/ランタン型のライト
  • 替えの電池
  • 防寒着
  • 軽食
  • 初夏から秋にかけては虫よけスプレー

特にライトはなかったら釣りになりませんので、釣り用のバックがある方は、替えの電池とともに一つ携帯しておくと何かと便利です。因みに私はダイソーのヘッドライトを1年以上使ってます。

そもそもエギングをする上で何が必要かや、仕掛け(タックル)をどうすればいいかわからない方は、初心者向けに仕掛け(タックル)の構成を紹介したこちらの記事是非参考にしてみてください!

安全を確保し、競争率の低い夜間を利用してイカを釣る

ナイトエギングは普段では中々取りづらいポイントで釣りができたり、星空の下で波の音を聞きながら非日常感を味わいつつ、釣果を出せる非常に魅力的な釣りの一つです。

また、私同様社会人のエギンガーは、中々日中に行くこともできないので、夜の干満の時間に釣りができるのは非常に嬉しい限りです。

しかし、その反面ルールや節度を守って釣りをしないと、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性もあります。

今までも幾度となく、そういった心無い釣り人が原因で、釣り禁止となってしまった良ポイントが沢山あります。

是非現地に向かう前に準備を怠ることのないように、安全な釣りを心がけましょう!

この記事を書いた人:えぎんがない⁉︎

「えぎんがない!」とはエギングの魅力にガッツリはまってしまった首都圏在住の初心者エギンガーが、神奈川県三浦エリアを中心に日夜イカ釣りを行い、その結果や情報を発信をしているエギングの情報メディアです。同じくイカが欲しいのに釣れない!と悩んでいる人たちのお役に立てれば幸いです!!

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