【第8回目 釣行log】三浦半島では今が数釣りシーズン!ケンサキイカエギング開始

釣行Log
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我々えぎんがないは、引き続き5月6月と全く釣果に恵まれていない。

気温、水温、潮流、光量変化などのフィールド条件を揃え、港、磯、ボート等のポイントを巡回し、エギサイズ、カラー、しゃくり方などのテクニックを色々試すも、未だアオリイカに会えていない状況。

追い打ちをかけるように、季節は梅雨&初夏を迎え、ただでさえ厳しいアオリイカエギングは更に厳しさを増している。

そこで、今回はターゲットからアオリイカを外し、この時期三浦エリアで数釣りシーズンを迎えるケンサキイカ(マルイカ、メトイカ)を狙ってエギングに繰り出してみたいと思う。

今回の釣行logの検証ポイントは3つ

検証ポイント
検証ポイント
  1. 初夏を迎えた三浦半島はどう変わった?
  2. 春にアオリイカが釣れたポイントでケンサキイカが釣れるか?
  3. 半傘エギは釣果に影響があるか?

検証結果をまとめますと以下の通り

検証結果
検証結果
  1. フカセ釣りを楽しむアングラーが増え、磯釣りの天敵イソヌカカ発生中!
  2. 春イカの実釣があったポイントでケンサキイカを釣る事が出来た!
  3. 半傘エギでも問題なく釣果を出す事が出来た

それではそれぞれの検証を紹介していく

三浦半島の磯もすっかり初夏となり環境は変化していた

当日のコンディションは「干潮15:21/満潮22:51/小潮/曇りのち晴れ/南西風4〜6m/水温21度」
干潮からの上げ3分くらいから満潮付近まで叩く予定。

海流も最初は西から東へ、その後南風に乗る形で、南南東から北へ向けて動く予報。
こういった場合、小潮ではあるが上げ潮に乗って沖合から良い潮が来るケースが多いので吉兆だ。

瞬間的には7mくらいに感じるほど吹く風はそれなりに強いが、ポジション的に背中に受ける形の為、普段より遠くまでキャストする事を考えれば決して悪くはない。

磯場に着くと風が吹いていることもあるのかエギンガーはおらず、チヌやメジナなどを狙ったフカセ師が数人おり釣座を構えていた。

その後すぐに風の影響で表層が横に流れて浅瀬に向かってしまうためか、日が沈むころには収竿され、現場は我々だけになった。

寒さも感じず非常に過ごしやすく気持ちのよい気候ではあるが、今回の磯ではどうやら別の大問題が起きているようだ。

直前にこの場所で釣りをしていた仲間いわく、この時期多くの釣り人を悩ませるイソヌカカが発生しているとのこと。

詳細は是非調べていただければ分かるが、この虫は一見小バエにみえる非常に小さな姿をしているのだが、非常に毒性が強く、猛烈なかゆみもそうだが、人によっては1週間程度は赤く腫れ上がってしまう。

イソヌカカのせいで釣りどころじゃない件!釣り人が恐怖する最恐の羽虫とは? | TSURI HACK[釣りハック]
イソヌカカという虫をご存知ですか?釣り人の中では蚊よりも恐ろしく、そして厄介な虫だと認識されている隠れた害虫なのです。実被害があれば、それはもうトラウマになってしまうほど。イソヌカカの恐ろしさについて解説させていただきます。

かくいう私もこのイソヌカカに複数箇所刺された経験があり、翌日手の甲が腫れ上がってびっくりしたものだ。

市販の虫よけスプレーの中でもジエチルトルアミド(ディート)の濃度の濃いもの(30%)を選択しないと効果が弱いとの噂があり、針が小さいことから布などの目が粗い繊維だと間から刺されるのも非常に厄介な存在だ。

初夏を迎え風通しが気持ちの良いこの季節だが、アームカバーやレッグカバーなどで肌の露出を抑えることを是非オススメする

邪道として思わぬゲストが来訪、そしてケンサキイカを無事GET!

本日の釣行ポイント
空気中の水分量が増えるこの時期特有の美しく茜色に染まった三浦半島の磯に迎えられ、心地よいスタートを切った。

ケンサキイカはアオリイカの邪道で釣れた事はあるが、それを狙ったエギングは初めての為、探り探りの釣りになる。

しかし、この時期の三浦半島では、ケンサキイカが群れで岸に向けて回遊し数が釣れる時期となるため釣果に期待が持てる。

どうやら三浦半島の先端の方ではこの時期のケンサキイカのことを「メトイカ」と呼び、サイズも100g〜200gとかなり小ぶりなのが特徴との事。

そのため、普段アオリイカ狙いのエギングでは3.5号のエギを使っているが、今回はケンサキイカ狙いの為、2.5号~3.0号のエギを選択。

強風や荒れた海面にラインやエギがひっぱられる事によって、エギが海底に根掛かりするリスクが高いと判断し、まずはボトムは取らずに中層を中心に小さめのジャークで誘っていく。

動きがあったのは日が完全に沈み周囲が暗闇に包まれた19:30頃、足元で3号エギサイズのベイトが泳ぎ始める。

チャンスタイム到来かもと、すかさず沖にエギをキャストして数回ジャークし、エギがフォール姿勢に入った直後、ドラグ音が鳴りラインが滑りだした。

ファーストタッチではイカが乗ったことに興奮したが、すぐに何かおかしいことに気づいた。
100g近い個体がこんなにラインを引くことがあるのか?その答えは釣り上げて分かった。

三浦エリアで釣れた340gのメスのアオリイカ
三浦エリアの磯で釣れた340gのメスのアオリイカ

上がってきたのは、ケンサキイカではなく、約2カ月ぶりのアオリイカ。
想定外の出来事かつ、本命がケンサキイカのためまさかの邪道ではあったが、非常に嬉しい釣果。

340gと小ぶりだったことや、身体の模様を見て分かるようにメスであったことから、秋や来年の豊漁を期待して海にお帰りいただく。

今回、何が幸いしたのかは定かではないが、サイズダウンしたエギで中層を小さいジャークでゆっくり誘った点が、警戒心の強い春のアオリイカに効いたのかもしれない。

アオリイカを1杯上げた後、15分程で足元のベイトは居なくなり、そこからしばらく反応が無い時間が続く。

再度動きがあったのは20:30頃、沖に長い潮目が現れて徐々にこちら側に近づいてくる。
すかさず潮目にエギを投げ込むと竿に小さな当たりが出た。

三浦エリアの磯で釣れたケンサキイカ(マルイカ、メトイカ)
三浦エリアの磯で釣れたケンサキイカ(マルイカ、メトイカ)

上がってきたのは、今回の本命のケンサキイカ。
群れが入ったのか、隣で釣っていた仲間もこのタイミングでケンサキイカを釣り上げた。

この後、何度かケンサキと思われる当たりがあったが、バラしたり身切れしたりで上げる事は出来なかった。

20分程で潮目が消え、ほどなく竿に感じていた生体反応も沈黙した。

その後、満潮の潮止まりまで1時間ほど探り、今回は納竿とした。

今回の勝利エギは半傘カスタム‼

エギ王Live3.0号半傘カスタム
今回の勝利エギ エギ王Live3.0号 ムラムラチェリー 半傘カスタム アワビシート付き

今回、兼ねてより可能性を探っていた半傘カスタムのエギでアオリイカとケンサキイカを釣り上げることに成功した。

半傘カスタムとは、海底やストラクチャに当たることで、根がかりの原因となるカンナ下部をペンチで曲げたりニッパーで切ることにより、根がかり難いエギにカスタムすることを指す。

更にえぎんがないは、この半傘カンナのエギにアワビシートをつけており、更にカスタムしている。
(メーカーさんの知恵と努力を否定するつもりは全く無いので悪しからず)

半傘の由来は、恐らくだがエギを後ろから見ると、傘を半分切った形に見えることからその名がついていると思われる。

因みにこの半傘のカンナだが、過去を振り返ると商品として流通しており、むしろ主流な形状だったのは昔の話。

半傘カスタムを試すキッカケとなったのは、以前の釣行で3本のエギをロストしてしまった事があり、その際に根掛かり対策の一手として始めたが、これまで半傘エギを使った釣果は無かった。

我々えぎんがないが、5月、6月とまったく釣果に恵まれない中で、唯一明確なアタリを示したエギが半傘カスタムでしたが、その際は痛恨のバラシとなり、アワビシートは効くが、半傘ではフックが甘いのかも?という疑問を残していた。

今回、半傘でアオリイカとケンサキイカを上げる事が出来たので、フックが甘くなる疑念は残るものの、今後も根掛かり対策の一手として積極的に活用して行きたいと感じた。

この記事を書いた人:えぎんがない⁉︎

「えぎんがない!」とはエギングの魅力にガッツリはまってしまった首都圏在住の初心者エギンガー2名組みが、神奈川県三浦エリアを中心に日夜イカ釣りを行い、その結果や情報を発信をしているエギングの情報メディアです。同じくイカが欲しいのに釣れない!と悩んでいる人たちのお役に立てれば幸いです!!

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