4月15日(金)突然それは始まった。
朝6時に城ヶ島沖のブイの水温が1時間で2.2℃も上昇するという異常事態が発生。
計測値のミスかと思われるもその後も上がり続け、その日の22時ごろには19.5℃に達した。
しかし、週末は前線の影響から北風が吹く予報ということもあり、岸まで届くのには少なくとも1.5日はかかると予想する。
これが予想に反して16日(土)の11時には岸も急激に水温が上がり続け、17日(日)の18℃を超える。
その後19℃に達したことを確認し、急遽メンバーで連絡を取り、春イカ釣行のために三崎エリアに向けて移動を開始した。
今回の釣行logの検証ポイントは3つ
- 4℃の海水温急上昇が現地ではどのくらいの数値になっているか?
- アオリイカの産卵スイッチが入る水温域であれば釣れるのか?
- タモではなくギャフを使ってみて違いはあるか?
検証結果をまとめますと以下の通り
- 到着時に16.78℃へ水温急落するも、22時以降に水温が急上昇し17℃超えた!
- 3人でアオリイカ2杯GET!そのうち1杯はキロオーバー!
- ワンタッチの簡単操作で取込みもスムーズにでき思っていた以上に使いやすい!
それではそれぞれの検証を紹介していく
到着時にまさかの水温急落するも22時過ぎからV字復活
21時40分頃に三崎エリアに到着するも、道中は諦めムードが早くも出ていた。
理由は上記の通り、潮の引き始めと同時に発生した2℃以上の温度急落である。
イカは温度変化を嫌う傾向であり、潮が払い出す時間帯にそれが重なったことで、イカが水温の安定しているエリアへ移動することが考えられた。
半ばあきらめ半分で到着後に22時の更新された情報を見ると16.68℃。
しかし、その後城ヶ島の磯にて足元の水温を調べると17℃を超えていた。
温度差を嫌うとはいえ、17℃をキープできていれば、潮通しのよい海底付近で身動きせず待機している可能性がでてきた。
また、沖合の温度変化を見ると、上昇傾向にあったためたため釣行続行とした。
この判断が功を奏し、その後短時間で18℃近くまで急上昇。舞台は整った。
干潮後の潮の動き始めを狙い念願の春イカの捕獲に成功
0時11分の干潮を迎え潮が止まる。
その後30分ほど経過すると目に見えて急激に潮が動き始めた。
このチャンスを活かすため、根や海藻にかかるリスクを承知で、ボトム付近にいるであろうイカに対してエギを落としてシャクるを繰り返した。
その甲斐もあり、まずは第2回の釣行で足元でバラしたメンバーが、前回の悪夢を払拭するかの如くキロアップのアオリイカを上げる。
その30分後、続いて別の磯エリアにいたメンバーが、春にしては小ぶりなアオリイカを釣り上げる。
個体は小さかったが、東よりの風を背中に受ける形でエギングをしていたため、しっかりアタリはとれた。
海全体が動き出した矢先の出来事だった。
因みにこの日のアタリエギはYamashitaのムラムラチェリー。
キロの方は3号、秋イカサイズは3.5号の大きさを投げ、それぞれエギ王LIVEシリーズである。
この日エギcomやアングラーズの情報を見る限り、城ヶ島の磯だけではなく、三崎の堤防でもキロアップのアオリイカが上がっていることを確認した。
ついに待ちに待った春イカシーズン到来を感じさせられた。
はじめてギャフは想像よりも使いやすい印象
昨年末に堤防の高さがある漁港でのエギング用に購入した大阪漁具 OGK スキッドギャフ。
その後、釣果に恵まれずこれまで使うことなく本日を迎えたが、ようやく日の目をみた。
三崎の磯にて深夜上げの2分でメンバーが1キロ級のアオリイカを岸に寄せたときに事件が起きた。
持参したタモを手に取るも持ち手部分を持ってきていないという痛恨のミスが発覚。
そこで急遽最終兵器、スキッドギャフを抜くことに。
フックを固定しているバンドを外し、下に向けると同時に、全く力をいれることなくフックが滑り出し水面に刺さる。
ギャフでイカを上げる場合、エンペラ側をかけるようにと聞いたが、そもそも足側はエギとラインでスペースが無いため必然的にエンペラ側をフックする事になる。
エンペラ側をフックさせギャフごと上に抜き上げるとキロのアオリイカがあっさりと地上に上がってきた。
確実性ではタモに軍配が上がるが、取り出しやすさや伸ばしても重量が軽いため、力に自信のない女性や子供の場合、取り回し面を考慮するとギャフという選択肢もアリ感じた。
この記事を書いた人:えぎんがない⁉︎
「えぎんがない!」とはエギングの魅力にガッツリはまってしまった首都圏在住の初心者エギンガー2名組みが、神奈川県三浦エリアを中心に日夜イカ釣りを行い、その結果や情報を発信をしているエギングの情報メディアです。同じくイカが欲しいのに釣れない!と悩んでいる人たちのお役に立てれば幸いです!!