【2022年最新版】ボートエギングのコツと基礎を徹底解説

シチュエーション
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こんにちは!エギンがない!?です。

今回は先日のボートエギング記事の後編となる、テクニック編をご紹介します!

今回のテクニック編は、ボートならではの潮流の掴み方や、ボートの基本操作方法などの情報をまとめていますので、夏〜中秋にかけてのシーズンにボート釣りを楽しんでみたい方は、是非今回の記事を読んでください!

まだ、前編となるオススメエリア編を見てない方は、是非そちらを見てから後編を見ていただくと、これからボートエギングに挑戦する方や、まだ行ったことがないエリアでボートエギングする方にとって有益な情報をまとめてますので、より理解が深まること間違いなしです!

ボートエギングに適した装備を準備する

陸っぱりとは別観点の装備が必要になる

ボートは陸っぱりと違い、あとからこんなものが必要になったと言っても補充することができません。
中でも私が重要だと思っていることは、脱水と日差しへの対策です。

乗合船などに乗って海上で釣りをしたことがある方なら分かると思いますが、特に晴れの日の海上は照り返しが厳しく、寄港することには真っ赤に焼けていることも珍しくないです。

さらに、喉が乾いたと思っても一度海に出てしまえば補充するすべが無いので、安全のためにも必ず1リットル以上の飲料水は持って海にでることをオススメいたします。

他にも万が一ボートが転覆しても海上から助けを呼べるように、スマホをジップロックなどにいれて防水対策するのもよいでしょう。

荷物は極力一つにまとめるようにする

ボートは乗合船のように広いスペースはありません。
2人で乗船する場合はなおのことスペースの問題が出てきます。

高さのある荷物を持ち込むと、ボートを漕ぐときの邪魔になったり、風に煽られて船のバランスが崩れたりと非常に危険です。

そのため、必需品であるクーラーボックスは、最大でも25Lサイズくらいまでに抑えるようにしましょう。

釣果が出ているポイントや当日の気象情報を情入手する

必ず釣行当日に最新の気象情報を調べる

朝家を出る前とボート乗り場にたどり着いたタイミングで、最新の気象情報をチェックするようにしましょう。

また調べる項目としては、最低限「天気、気温、風向、風量、潮汐」くらいの情報は自身で調べて把握するようにしましょう。

もちろん海の天気は刻一刻と変わりますし、予報通りの数値になるとも限りません。
あくまでも目安として、「だいたい○時くらいに風が強まるんだな」「○時から雲がでてくるのか」など把握しておき、沖合に出るタイミングなどを計画しておきましょう。

ボート店のスタッフや周りの釣り人から情報を聞く

WEBで検索すると有名なボートエリアについてはポイント紹介の記事などが出てくると思います。

しかし、残念ながら海がその通りの状況になっていることは少ないです。
そのため、より正確で鮮度の良い情報を得るために、貸しボート店のスタッフさんや周りにいる釣り人に声をかけて話を聞いてみましょう。

釣り人に声がけするのが憚れるかたは、貸しボート店のスタッフさんに話を聞くといいでしょう。

この時重要なことはたった1つです。
恥や虚栄は捨てて「釣り初心者です」または「ここのポイントは初めてで何もわかりません」と正直に打ち明け助言を乞うことです。

ボート店のスタッフからすると、お金支払って海に出ているお客さんには安全に釣果を出して欲しいと思っているものです。是非活用しましょう。

海図アプリなどを活用して、ポイントの水深や地形を把握する

どのボート店も最初にA4紙の地図を渡してくれると思いますので、大枠のエリアを把握することはできると思います。

しかしざっくりと囲ったエリアの中で、どこが釣りに適したエリアなのかを海上から調べることはできません。

そこで海図アプリなどを駆使して水深や地形を把握することで、餌が豊富な「駆け上がり」やイカが身を隠せそうな「岩礁」をピンポイントに狙ってエギングすることが可能でになります。

アプリは有料のものと無料のものがありますが、渡しがおすすめするのは海釣図Ⅴです。

月額500円(2022年9月現在)で全国の地形を把握することができるので、非常に便利ですので検討してみて下さい!

ボートは全身を使って漕ぎ、可能なら曳船を活用する

ボートの漕ぎ方については動画を用意しますが、海上で20分くらい操舵すれば多少なれるかと思います。

ただ湖や池と違い、海の場合は波や潮流などの影響があるため、必ず無理の無い範囲で行動するようにしましょう。

因みに、葉山の貸しボート店では曳船といって、沖合のポイントまで動力船で引っ張ってくれるサービスがあります。

費用はかかりますが、初心者の方々は利用することをオススメいたします。

ポイントについたらまずは状況把握からスタート

時間帯や潮汐を鑑みて、攻める水深を考える

その他の釣りでも同様で、エギングもイカの生態を鑑みて攻めるポイントを変える必要があります。

通常陸っぱりのエギングでは、地形により違いはあれど沖合を攻めることはできませんが、ボートエギングなら奥行きを使ったエギングが可能なので、これは大きなアドバンテージです。

春シーズンであれば朝方は沿岸部で餌を捕食しているので7m〜4mくらいの浅場かつ藻場を狙い、太陽が高くなるにつれ沖合にでていくので10m前後のポイントを狙うとよいでしょう。

秋シーズンに関しては新子は基本的に沖合に出ることは無いので、4m〜7m前後の場所を狙うと良いでしょう。またメインターゲットのアオリイカは泳ぎが苦手な分類にあたるので、暗礁があるような付近を狙うと身を潜めているイカに出会えると思います。

ポイントに到着後、潮流と風向きを踏まえた位置にボートを寄せる

目指したいポイントについたらすぐに釣りを開始するのではなく、まずはどこからどこに向かって潮が流れているかと風向きをチェックしましょう。

せっかくのポイントについても、自身が投げたいポイントが風上だったり、潮上だったりするとエギが飛ばなかったり、風にラインが流されてフォール姿勢が崩れたりすることでイカが釣れないのでは意味がなくなってしまいます。

まずは海面に流れる漂流物や、エギを水中に落としてみてどちらの方向にどのくらいの速度で流れるかを確認して、それを踏まえた位置に船を移動させましょう。

アンカーを打つ前にブイやペットボトルなどが無いかチェックする

目的の位置に船を移動させたら、アンカーを落とす前に周囲を確認しましょう。

もしブイやロープに固定されたペットボトルなどが海面に顔を出していたら注意です。
その下には漁師の方が仕掛けた網などが配置されていますので、釣りをするのはやめましょう。

アンカーなどが網に引っかかってしまった場合、網を弁償したり、船が移動できなくなったらボート店に連絡して、船を牽引してもらったりと他方に迷惑がかかるため絶対にやめましょう。

また、アンカーを水中にいれ海底についたら、数メートル遊びを作って船に固定しましょう。
遊びの分だけ船が潮流に流されアンカーが引きずられる際に海底に固定されるので、必ず実施するようにしましょう。

基本は一箇所に腰を据えるよりもランガンスタイルで攻める

潮流や風向を意識してエギをキャストする

ボートは四方が海に囲まれているのため、どの方角に向けてもエギをキャストすることはできますが、陸っぱり同様に常に風を背負う形の方向にエギをキャストするようにしましょう。

しかし、海上の風向きと潮流が別々の方角に流れることもあります。
そういった場合は、風が3m以下の状況であれば潮流を優先し、4m以上であれば風向きを優先してエギをキャストします。

何れにせよ最終的にはエギが潮流に流されていくので、もし横風が厳しい状況などの場合は、ポイントを変えることで風裏に入れるようであれば移動しましょう。

シャクリの可動域が少ない分、エギのキレを意識する

陸っぱりのエギングと違って、ボートエギングは座った状態でロッドを操作します。
試しに堤防などで釣りした際に地面に座ってシャクってみてください。

想像以上にやりづらいですし、エギにアクションをつけづらいと感じるはずです。

更にボートの場合はほぼ海面の高さでエギングを行うので、高さがつかない分海中エギを上方向(海面)に向かって大きく動かすようなアクションは取りづらいです。

そんなときに有効なのがショートピッチジャークです。
ラインスラッグがジッジッと出るくらい、竿先を素早く動かすことでエギがキレよくダートするので、岩陰に隠れたイカにもアピールすることができるので活用してみて下さい。

反応がなければ、周辺を細かく移動し攻める

風向きや強さなどにも左右されますが、360℃どこにでもキャスト出来る利点を活かして、2から3キャストに1回はエギをキャストする方向や距離を変えましょう。

それでも反応がない場合はアンカーを上げて数十メートル離れた位置で同じことを繰り返し、とにかくイカがいるエリアを塗りつぶしていきましょう。

因みに塗りつぶす際ですが、できれば潮下から実施すると良いと思います。
理由としては、もし潮上でイカがヒットした場合高確率で墨を海中に吐きます。

その墨が潮に乗って潮下にいるイカに届いた場合警戒されてしまい、せっかくのチャンスがなくなってしまう可能性があるからです。

これは陸っぱりでも使える理論なので、普段ここまで意識したことないという方は実践されてみるといいでしょう。

周辺でも反応がなければ、エリアを大きく変えてみる

ボートエギングをやっていると何時間も同じポイントで回遊待ちをしている方を見受けます。

実績あるポイントで粘る事自体は決して悪い行為ではないのですが、そのときのシーズンの傾向や、天候などの条件で、イカがいるポイントがずれることも少なくないです。

通常こういったイカがいつきやすいポイントというのはいくつか存在します。
せっかくのボートエギングですので、積極的にポイントを変えることを私はオススメします。

相手は自然、常に環境の変化に気を配る

どんなに少なくとも1時間に1回は天気予報を確認する

海の天気は短時間で驚くほど姿を変えます。
雲ひとつない晴天だから大丈夫と判断するのは非常に危険です。

私も何度も晴天にも関わらず、山からの吹き下ろしの風が急に入ってきて、穏やかだった海が急変するのを目の当たりにしています。

特に2人乗りの場合は、風に吹かれた状態で前に進むためには想像以上に推進力が必要です。
ボートの操舵になれた方でも風速6m以上吹く中では、まともに前に進むことができないくらいです。

出船前に見たから良いではなく、必ず1時間に1回は天気予報を見て情報をアップデートしましょう。

周りの釣り人の動向を確認する

最終的に判断するのは自分自身であることは絶対なのですが、それでも不安という方はボートで釣りをしている集団近くで釣りをすることをオススメいたします。

私の経験上海釣りに精通している方ほど海の怖さを知っているため、無理をせず早めに行動する傾向にあるので、そういった方々の行動をよく見るようにしましょう。

しかし、その反面経験がある方だからこそ、より沖合のポイントで釣りをしたりすることもあるので、初心者の方に取って全てがプラスにならないことを把握しておきましょう。

撤退基準は低めに設けること

前回の記事でもご説明しましたが、ボートエギングが出来るエリアには地形などの条件で、そのエリア特有の気象傾向があります。

それを踏まえた上で、「風速○mまで行ったら岸の方に戻る」などの撤退基準を設けましょう。

また、初心者の方ほど「せっかく海に出たのだからもうちょっとだけ・・・」「周りにも人がいるし・・・」と判断が曖昧になる傾向があります。

釣りは安全確保が第一の遊びです。撤退基準は予め低めに見積もって、安全にボートエギングを楽しみましょう。

事前準備を入念に行い、ボートエギングを楽しもう

海の上をプカプカと浮かびながら、自分が気になるポイントに移動して釣りをする。
釣りをする人なら一度は思い馳せるであろうことを可能にしてしまうのがボートエギングです。

ボートエギングは、性質上おいそれと陸に帰ることができないため、必ず準備や点検を入念に行ってからボートに乗船しましょう。

また、前回の記事でも伝えましたが、ボートエギングはあなたが船長です。

相手が自然相手であるということや、周りに人がいるからではなく、自身の身や同乗者の身は自力で守ることが大前提であることを忘れないでください。

ご家族、友人、会社の同僚、はたまたデートにと、今年の秋はボートエギングを一緒に楽しみましょう!!

この記事を書いた人:えぎんがない⁉︎

「えぎんがない!」とはエギングの魅力にガッツリはまってしまった首都圏在住の初心者エギンガー2人組みが、神奈川県三浦エリアを中心に日夜イカ釣りを行い、その結果や情報を発信をしているエギングの情報メディアです。同じくイカが欲しいのに釣れない!と悩んでいる人たちのお役に立てれば幸いです!!

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