ある日エギングに行き一心不乱にジャークをしていた所、気づけばエギにカンナが付いていない、、、
これでは釣れないから廃棄かな。。。
とはいえメーカー製のエギはそれなりに高いし、カンナ以外は極めて綺麗。
捨てるぐらいならダメ元で修理してみようと、今回は自分でカンナの交換をしてみました。
今後、皆さんにも同様の悲劇が起きた時にエギを破棄しなくていいように、私が修理したときの工程やポイントを図解付きで紹介させていただきます!
自分で修理の前にメーカーの保証という選択肢
今回カンナが外れてしまったエギ王LIVEは、2週間前に購入してキャストしたのは2度目。
トータル10回ぐらいしかキャストしていない為、もしかしたら初期不良かな?と思い販売元のYAMASHITAに問い合わせをしました。
YAMASHITAの対応は素敵でした
数日後にYAMASHITAから連絡が届き、お詫びのメッセージと共に「不良と想定される為、新品と交換するので着払いで送って欲しい」とお返事をいただきました。
YAMASHITAさんマジ素敵です!!!!(TOT)
ただここで終わらないのが僕という奴でして。。。
明日送ろう、明後日送ろう、とカンナが付いていないエギ王LIVEを机の上に飾った季節が過ぎ、気がつけば一年近くが経ってしまいました。
YAMASHITAさん本当にごめんなさい。orz
これだけ時間が経過してからの交換は申し出は流石に申し訳ないと思い、自戒の念を込めて自分でカンナを修理する運びとなりました。。。
エギのカンナ修理に必要な物を揃えよう
今回エギのカンナ修理に利用したものは主に3つです。
メーカー | 商品名 | 購入価格 | 備考 |
NPK | エギオーバルフックLL 4つ入り | 231円 | ハンドメイドエギ用の カンナ(芯付き) |
コニシ | ボンドEセット15g 金属・ガラス・陶磁器用 | 203円 | カンナを固定するための 強度と耐水性のある接着材 |
不明 | 細いプラスドライバー | 0円 (家にあった物) | カンナの芯を入れる穴の拡張に利用 |
今回購入したNPK社製のカンナの製品紹介欄には、3.5号にはLサイズが最適と記載されていましたが、僕が購入したAmazonでは、販売者の違いからLサイズはLLサイズの倍の価格だった為、多少大きくてもどうにかなるだろうと価格が安いLLサイズを購入しました。
購入後に到着したエギオーバルフックLLを開封した所、内容物は下記の「カンナLLサイズ ×2」「芯×2」の合計4点でした。
STEP1:芯が刺さる穴の大きさと深さを調整する
元々カンナの芯が刺さっていた穴に、同梱されていた芯を刺してみた所、幅が狭く奥まで刺さりません。
そこで、細めのドライバーをねじ込む形で穴を削り、新たな芯がゆとりを持って刺さるサイズに拡張しました。
カンナの芯が刺さっていた穴の深さをキリで探ってみたところ、穴の深さは1センチ程度でした。
STEP2:芯とカンナを接着する
先にカンナを接着後、芯を切断して後から接着する手法もあると思いますが、根がかり時にカンナが抜けないように強く接着したいので、まずは芯から接着しました。
金属・ガラス・陶磁器用ボンドの2液を混ぜて芯に厚く塗り、芯を差し込みエギに固定します。
しっかりと固定させたい場合は、ここで一度乾燥の時間を挟みましょう。
僕はズボラなので、そのまま次のカンナの接着に入ります。
次に芯の根元に接着剤を厚く塗り付け一つ目のカンナを通します。
続いて2つ目のカンナの接着位置に厚く接着剤を付けて2つ目を通します。
この状態で接着剤が乾くまで乾燥させます。
接着剤の乾燥に必要な時間は8時間でしたが、僕は念の為、丸1日乾燥させました。
下記は1日経過した状態の写真です。
STEP3:余った芯を切断する
接着剤が十分に乾燥してカンナが固定できたことを確認したら、余った芯を切断したら完成です!
再びカンナが抜けると困るので、芯を切断した後にカンナのお尻の部分に更に接着剤を塗り込みストッパーにしました。
メーカー各社のエギを見ても、後から樹脂製の何かで上塗りしてるようなので、ここの判断は間違ってないのかなと思われます。
LLサイズのカンナを使ったため重量は1gアップ
今回修理したエギは現在も現役で使用しているのですが、実際にフィールドで使用してみると他の同ジモデルのエギと比べて若干重さを感じました。
帰宅後に重量を測ってみたところ1g重量が増えている事に気が付きました。
これはLL(4号用)のフックを使った為と想定されますが、沈下速度と恐らく沈下の姿勢にも影響が出てることが想定されます。
今回は費用面の問題もあり、LLサイズを選択しましたが、フックサイズの選択は慎重にする必要がありそうです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回ご紹介したようにエギ本体から外れてしまったカンナの修理は、想像以上に簡単にできます。
カンナが外れた状況として、購入から日が浅ければ初期不良としてメーカーが対応してくれるケースもありそうなので、まずはメーカーに連絡を入れるのもありかと思います。
尚、今回修理に使用したものは下記の2つで、かかった費用は合計434円でした。
- コニシ ボンド Eセット 15g 購入時金額:231円
- ナカジマ エギ用 オーバルフック LL(4入) 購入時金額:203円
2セットのカンナが入っていたので、ボンドの使用量を鑑みて、1回あたりのカンナの修理費用は200円ぐらいだと想定されます。
また、今回はカンナでしたが、別のトラブルとして目が取れるなんてことも少なくないようです。
別記事にて、目の修理方法を紹介してますので、そちらも合わせて見ていただければと参考になるかと思います!
機会があればエギの「布の修復」についても書いていきたいと思います!
SDGsが注目されている昨今、サステナブルな世を目指す上でも、いちアングラーとして再利用できるものは率先して使って行きたいものです。
以上、今回はエギのカンナ修理についてご案内しました。
この記事を書いた人:えぎんがない⁉︎
「えぎんがない!」とはエギングの魅力にガッツリはまってしまった首都圏在住の初心者エギンガー2名組みが、神奈川県三浦エリアを中心に日夜イカ釣りを行い、その結果や情報を発信をしているエギングの情報メディアです。同じくイカが欲しいのに釣れない!と悩んでいる人たちのお役に立てれば幸いです!!