今年も秋イカの絶好シーズンが到来しました!
しかし、前回ご紹介した「イージーQ キャスト喰わせ」は、春のスレイカ向けのアプローチ。
秋イカの好奇心を刺激するには、もうひと工夫が必要です。そこで今回は、動きとアピール力が格段にアップした「イージーQ ダートマスター」をピックアップ!
その特徴とキャスト喰わせとの機能比較を徹底解説します!
イージーQ ダートマスターってどんなエギ?

私たちがこの秋イカシーズンに導入した「イージーQ ダートマスター」は、DUEL(デュエル)社のEZ‑Qシリーズのルアーエギです。
EZ‑Qシリーズは「誰でも簡単に釣れる」を掲げ、従来の大分型エギをエビのようなリアルフォルムに刷新した画期的なモデルです。
見慣れたエギとは一線を画す外観と波動で、特に好奇心旺盛な秋イカを強力に誘います。
シリーズ内でのダートマスターの役割はズバリ、“キビキビとダートしつつ波動も発する”汎用エギ。
メーカー公称の主な機能は以下の6つです:
トリックフック(ケイムラ仕様):アワビシートとの相性抜群、フッキング率アップ
スーパーブルー夜光:夜光で暗い海中でも高い視認性をキープ
パタパタフットライト:細身×3列構造で軽快かつ安定したダートを実現
ウェーブモーションライトボディ:繊細なボディ波動でイカを誘発
リアルフォルム:エビのシルエットを忠実に再現
スレッグレスシンカー:水切れ重視の外付けシンカーでフォールを安定化
上記6機能の詳細が気になる方はメーカーページをご確認ください。
イージーQダートマスターとイージーQキャスト喰わせとの機能比較!

私たちが実際に使い比べて感じた、キャスト喰わせとダートマスターの主な違いは以下の4点です。
- 最適活性帯:
- キャスト喰わせ → 低活性のスレイカ攻略に特化
- ダートマスター → 高活性・好奇心旺盛な秋イカ向け
- ダート性能:
- キャスト喰わせ → 足が「2本脚×4列」で直進性重視
- ダートマスター → 「2本脚×3列」のパタパタフットライトで機敏なダート
- フォール挙動:
- キャスト喰わせ → 内蔵シンカーによる自然なフリーホール
- ダートマスター → 外付けスレッグレスシンカーで安定感のあるフォール
- ラインアイ仕様:
- キャスト喰わせ → 可動式アイでフリーフォール重視
- ダートマスター → 固定式アイでダート時のブレを抑制
1. 対象イカの活性と用途
キャスト喰わせは「スレイカ」のように警戒心が強い低活性イカをじっくり誘う設計。一方ダートマスターは、秋の高活性イカが好む「キビキビした動き」を前面に押し出しており、シャクリに対する反応が格段にアップします。
2. 足の構造とダート性能
足部分を比較すると、キャスト喰わせの「2本脚×4列」に対し、ダートマスターは「2本脚×3列」のパタパタフットライトを採用。足列を減らすことで水流抵抗を抑えつつ、ダート中の運動性能を高めています。
3. シンカーの位置とフォール挙動
キャスト喰わせはボディ内蔵型シンカーでフォール時のナチュラルフォールを実現。ダートマスターは外付けのスレッグレスシンカーを採用し、水切れを良くすることで沈下姿勢を安定化。私たちの釣行でも、潮流のあるポイントで倒れ込みにくく、レンジキープが楽になりました。
4. ラインアイの固定とダート安定性
ラインアイが可動式から固定式に変わったことで、キャスト後のダートアクション中にラインが逃げず、より規則的なダート軌道を描きます。これにより、波動と動きがブレずに秋イカを強力に刺激します。
以上の比較ポイントを踏まえ、「低活性期にはキャスト喰わせ」「高活性期にはダートマスター」と使い分けることで、季節を問わず安定した釣果が狙えます。
イージーQダートマスターの使い心地

私たちが実際に使ってみて感じた、ダートマスターの“素直さ”と“汎用性”は以下のとおりです。
- クセの少ない動き
見た目に少し個性的ながら、メーカーが掲げる「汎用ダートエギ」の名に恥じない素直なレスポンス。広範囲をキビキビ動かすダートも、シャクリを抑えたゆったり波動も自然にこなします。 - フリーホール時の姿勢
キャスト喰わせほどではないものの、フリーホール時にやや頭が垂直寄りに沈む傾向あり。潮流が緩いポイントでは、少しだけラインにテンションをかけてやると、理想的な姿勢をキープできます。 - 操作感の素直さ
過剰なアクションを必要とせず、シャクリの強弱やフォール速度を変えるだけで反応を探れる手軽さがあります。
これらの特徴を踏まえ、「広く探りたいとき」「ナチュラルに誘いたいとき」とシチュエーションに合わせて使い分ければ、秋イカ攻略の強い味方になるはずです!
まとめ&おすすめポイント
- 汎用ダートエギとして万能
見た目以上にクセが少なく、キビキビとした高速ダートも、波動重視のスロー誘いもこれ一本でOK! - フリーホール時の挙動を使いこなす
頭がやや垂直寄りに沈む特性あり。潮流が緩いポイントでは、軽くテンションを掛けてフォールさせると、底付近をキープしやすいです。 - アクション使い分けパターン
- 高速ダート:シャクリ多め→広範囲を素早くサーチ
- スローフォール誘い:シャクリ少なめ→波動でじっくり誘う
- 号数&シチュエーション別ガイド
- 浅場(〜5m):2.5号+ジャーク多め+テンションフォール
- 中深場(5〜10m):3.0号+大きめシャクリ+ナチュラルフォール
- こんな人におすすめ
秋イカの高活性狙い、反応を探しながらテンポよく攻めたい初心者~中級者にぴったり! - 次のステップ
イージーQダートマスターを手に入れたら、三浦半島の秋イカシーズンでぜひお試しを。実釣データをもとに自分なりの最適アクションを探ってみましょう!
秋イカ攻略の新定番として、イージーQダートマスターをぜひラインナップに加えてください!

この記事を書いた人:えぎんがない⁉︎
「えぎんがない!」とはエギングの魅力にガッツリはまってしまった首都圏在住の初心者エギンガーが、神奈川県三浦エリアを中心に日夜イカ釣りを行い、その結果や情報を発信をしているエギングの情報メディアです。同じくイカが欲しいのに釣れない!と悩んでいる人たちのお役に立てれば幸いです!!