こんにちはえぎんがない⁉です!
秋に近づくにつれ気温も下がり、絶好の行楽シーズン。
キャンプ、BBQ、ハイキングなどなど、アウトドアを楽しむには最高のシーズンです。
そんな中で、今年は釣りに挑戦してみようと思う方が非常に多いと思います。
特に秋は魚影も濃く、様々な種類の釣りが楽しめる時期なので、これから始める方にはピッタリのシーズンです!!
そんなこれから始める方へ是非お勧めしたいのが、イカを対象魚としたエギングです!
なんといっても秋は、新子という生まれて日の浅いイカが多く成長期のため、非常に活性も高く初心者でも十分釣ることができるでしょう。
更に餌釣りのように手や服が汚れる心配も少なく、餌を使わないので虫が苦手な方でも全く心配が要りません。
この記事さえ読んでいただければ、初めてエギングを始める方でも、もっとも頭を悩ませる場所や道具の選び方はもちろん、大人も子供も楽しみやすいエギングの魅力や、釣るために抑えておくべきポイントや準備しておくべきことが分かるので、初めてでも釣ることができちゃうかも!
それでは早速説明していきます!
メインで狙うイカは、イカの王様「アオリイカ」
エギングで釣れるイカは地域や場所の特性により偏りがあるが、アオリイカ、コウイカ、ヤリイカ、ケンサキイカなどが岸から釣ることができる。
その中でも、沿岸部に接岸する性質があり、高級魚として食べても美味しいアオリイカがメインターゲットになる。
春は大型、秋は小型だが数釣りを楽しめる
アオリイカは南洋の温かい海を好む性質があり、特に太平洋側は黒潮にのって1キロ以上のアオリイカが釣れることも珍しくない。更に運さえよければ、3キロ超えの大物が岸から釣れることもしばしば報告されています。
更に、エギングのシーズンは大きく分けて2つあります。
1つ目の春シーズンは、産卵期を迎える親イカを狙うため、キロアップの大きいイカがいるが、警戒心が強く食わないことがあります。
反対に2つ目の秋シーズンは、産まれたばかりのイカ(新子)が集まる時期のため、キロアップのような大きなサイズはほとんどかからないが、成長期のため警戒心よりも好奇心が強く、エギに対して積極的にアタックしてくるので数多く釣ることができます。
これからエギングを始めようとしている方は、断然秋シーズンから始めることをオススメします!
現地に向かう前に、必ず地域の条件を調査
装備品も少なく、堤防、漁港、磯、砂浜など様々なフィールドで楽しめるエギングは非常にカジュアルな釣りの一つです。
しかし、海は広大です。ただエギを落とせばイカが来る。なんてことは起きることは少ないでしょう。
そのため、逸る気持ちを押し殺して、まずは自身が行動できるエリアにイカが釣れるポイントがどのくらいあるかを調べてみましょう!
人間にも色んな特徴の人がいるように、魚も魚種が異なれば性質も異なるため、対象とする魚が好む場所、時間、気候条件があり、そういった条件が重なりやすい地域は、エギングをする釣り人にも人気です。
また、残念ながら昨今の釣りブームに反比例して、一部漁港や堤防において釣り禁止になるエリアが増えていますので、必ず事前に調べましょう。
エリアを絞り込む際にネットで調べていただくと色々な情報が出てきますが、私がおススメするのは「エギcom」と「Anglers(アングラーズ)」の2つです。無料のアプリですのでまずはインストールいただき、ご自身のお住いのエリアを選択すると、どの日にどのエリアでどういった条件で釣れたのかがわかるのでおススメです。
あとは釣具店のエギングコーナーの担当者がいれば、その方にも普段どの辺で釣っているかを聞いてみると、普段聞けない生の情報をもらえるので思い切って声をかけてみましょう!
エギングをするのに適した日時を決める
イカが釣れている釣り場に行けばいつでもいいかというと、そんなことはありません。
イカも生き物ですので、我々人間と同じく行動にはパターンがあり、その習性を利用することでより釣りやすい状況を作ることができます。
イカは魚を餌とするいわゆるフィッシュイーターです。
また、夜行性の生き物でもあるので、餌となる小魚の活性が上がり、自身も行動のスイッチが入りやすい日の出、日没の前後を狙うと釣果に恵まれやすいです。
更に付け加えて潮が動きやすい干潮、満潮後に潮が止まって動き始める瞬間や、上げ潮、下げ潮の3分目と7分目が重なると、釣れる確率は上がっていくので要チェックです!
個人的には日没から日没後2時間までの時間帯は非常にアツいと思います。
また、特にアオリイカは泳ぎは達者ではないので、強風や波浪等で潮が効きすぎる状況ですと、餌を食べようにも追いつけない状況が生まれるため、適度に潮が流れ、風が落ち着いている時間帯を狙いましょう!
我々が予測するのによく使っているのは次の2つです。
「Windy」で潮流や天気を調べ、「Fishing labo」で当日の潮位や月の出始める時間帯を調べています。
エギング用の仕掛け(タックル)を組む
特に初心者の方はエギングをする上で、非常に悩む部分なのが仕掛け(タックル)です。
特に釣具は高い性能のモデルは10万円近くするものもあるのですが、これから続けるかもわからない趣味に大金を払いたくないというのが正直なところでしょう。
まずは無理のない範囲で、ご自身の予算に合わせて仕掛け(タックル)を決めていきましょう。
周りに相談できる相手がいない場合は、まずは釣具店の店員さんに声をかけて意見を聞いてみてください。
その後購入する場合はAmazonなどのネットショップで在庫や価格を見ると、お得に購入できる場合があるので是非活用しましょう。
我々えんぎがない!?も始めたての時に仕掛け(タックル)構成は本当に悩みました。
そこで、その時の経験や、実際にエギングをしていく中で体験して得た知識を、以下記事にまとめていますので、是非時間のある時に一読してみてください!!
釣行時の服装は肌の露出を抑える
海ということもあり、日差しが強い季節になるとついつい半袖、半ズボン、サンダルなどのスタイルで行きたくなってしまいます。
しかし、釣り場には針や針金などが落ちていることが非常に多いので踏んで怪我をすることや、海水や釣り上げた際にイカが吐く墨などで汚れることもあるので、堤防などであっても靴底が厚く水濡れや汚れても大丈夫な靴を選びましょう。
また、ブヨやヌカカといった毒性の強い蚊が生息していることもありますし、エギの針は非常に鋭いので、引っ掛けて怪我をしないように長袖シャツやレギンスなどを半ズボンの下に履くなどして、肌を守りましょう。
その他持ち物を準備する
あったら便利な装備や持ち物はたくさんありますが、お金もかかるので、まずは初心者の方が釣り場へ向かうにあたって最低限必要な装備を記載します。
- ライフジャケット(ベストタイプ、腰巻きタイプのどちらか)
- ラインカッター(プライヤーの機能付きのものがより便利)
- タモ、もしくはギャフ(一緒に行く方が持っていれば借りるでもよい)
- 帽子
- クーラーボックス(保冷バックでもOK)
- 持ち帰り用のジップロック(袋に入れた後に墨が流れ出ることもあるので密閉必須)
これらの装備をお持ちでない場合は、お近くの釣具店、ネット販売で購入するか、エギング経験者と一緒にいくなら借りるなどして準備しましょう。
また、夜にエギングをする方に関しては、別記事で詳しく装備品などを紹介してますので、こちらを御覧ください。
現地についたら風向きや海の状況を確認する
天気予報や潮位表はあくまでも予報、かつ広いエリアで出されています。
現地に行くとそのエリアの地形などの条件によって、予報と異なることも非常に多いです。
まず風向きに関しては、できる限り背中側から受ける「追い風」の状態で釣座を取るか、山や建物で囲まれて風が収まる「風裏」に釣り座を取ろう。
また、イカは潮通し(海水が流れる)の良い場所や、岩礁、藻場、漁船、海上生簀などの近くで身を潜めているケースが多いです。
海の流れや、海中、海上の状況をまずは眺めて、イカがいそうなエリアに目星をつけましょう。
もっと突っ込んだ潮流などの話を知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
タックルを完成させる
基本的には以下5つの手順でタックルは完成です。
- ロッドを組み立てる
- リールを取り付ける
- リールのベールの外側にからロッドのガイド(穴)にラインを通す
- スナップをつける(結び方はユニノットや漁師結びでOK)
- スナップにエギをつける
ただし、事前にリールに巻いてあるPEラインとショックリーダーラインを結合させ「ラインシステム」を組む必要があり、初心者の方はここが難しいと思います。
ここについては、別記事でカンタンに強固なラインシステムを組むための結び方を動画付きで紹介してますので、確認してみてください!
また、ロッドとリールの組み立て方がわからないという方は、参考動画を用意しましたので見てください。
まずは飛距離よりもフォームを意識してエギをキャスト(投げる)する
いざ投げて見るとわかりますが、重さたった20gのエギをまっすぐ飛ばすには、ある程度慣れが必要です。
特に男性は力がある分、思いっきり力んで投げているつもりでも、エギが明後日の方向へ飛んでしまったり、前方ではなく上方に高く飛んでしまったりと、イメージ通りにいかないものです。
まずはキャストする上で正しいフォームや理屈を理解するために、遠くへ飛ばすのではなく、正しいフォームを意識して5分目くらいの力でゆっくり投げてみると良いです。
感の言い方なら数投で、そうでない方も1時間も意識して投げれば、ある程度エギが飛ぶようになってくるかと思います。
文章ですと分かりづらい部分がありますので、エギングのプロが詳しく教えてくれている動画がありますので、参考にしてみてください!
イカを誘い込む重要な動きはシャクリよりもフォール
キャスト後、海面に大量に出る糸ふけ(着水したエギと釣り人との間にうまれる余分な糸のたるみ)をリールを巻いて解消し、エギと釣り人ができるだけ一直線になるようにします。
その後海底まで沈めていくのですが、大切なのはその時に秒数をカウントすることです。
地味なのですが、エギング初心者〜上級者にいたるまでみんなやっている大切なことですのでやってみましょう!
このカウントの利点は、その日の潮の流れ方や水深の影響で、おおよそどのくらいでエギが底に着くかを数えることで、エギが水中のどの水深にあるかを大まかに把握できるので、根がかりとアタリの区別が取りやすいということです。
底に着くまでの間に、糸がたわんだり、引っ張られたりするなどの違和感が発生したら、すかさずロッドを立てて合わせ(フッキング)しましょう。
更にイカはシャクリのタイミングではなく、エギをフォールさせている間にエギを掴みます。
ですので、最初はシャクリに意識がいきがちですが、エギを動かすことなくしっかりとフォールさせることに意識を向けましょう。
一連の流れがわかりやすく動画になっているので、釣り場に向かう前に一度は確認してイメージを持ってからエギングすることで、釣果につながること間違いなしです!
イカがかかったらやり取りは焦らず落ち着いて岸によせる
フッキングして竿先ククッが引っ張られる、ラインがジーッと音を鳴らして出ていくようなリアクションがあれば、イカが乗った証拠です。
イカとのやり取りは青物の様に右往左往するわけではないので、比較的シンプルなやり取りになります。
ポイントは2つです。一つ目はエギは針に返しがないので、必ずラインを張ってテンションをかけた状態をキープすること。二つ目はリールのドラグを締めすぎて、イカが沖に向けて逃げる動きをした際に、身がちぎれないようにするということです。
ただし注意が必要なのは、このイカを海面に上げて取り込むまでの間が一番バレやすい(針が外れやすい)ので、落ち着いて行動しましょう!
取り込みは胴体が手のひらサイズ以上ならタモやギャフを使う
岸まで引いて来ると海面に姿を現しますので、胴体が手のひらサイズ(300gくらいまで)の個体であれば、そのまま引き上げることもできますが、確実に上げるのであればタモやギャフを使いましょう。
とはいっても初めてイカをかけたときは興奮と焦りでテンパってしまうことの方が多いです。
もし近くに同行者がいる場合は声をかけて取り込んでもらったほうがやり取りに集中できるので良いかと思います。
また、タモやギャフの使い方について、丁寧に教えてくれている動画がありますので、こちらも参考にしてみてください。特にギャフはイカを引っ掛けるのにちょっとしたコツが必要なので、ギャフを使われる方は要チェックです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
エギングはカジュアルさが売りですが、やってみると以外に難しいと感じる釣りの一つです。
しかし、その分イカがかかった時の達成感たるや、かなりクセになること間違いなし。
また、さっきまで海で泳いでいたイカをその日食べた時の旨さを経験すると、そこらの海鮮居酒屋やスーパーに並んでいるイカでは満足できなくなるレベルです。
是非一度レジャー気分も兼ねてお近くの海に繰り出し、まずはエギングを初めてみましょう!
この記事を書いた人:えぎんがない⁉︎
「えぎんがない!」とはエギングの魅力にガッツリはまってしまった首都圏在住の初心者エギンガー2人組みが、神奈川県三浦エリアを中心に日夜イカ釣りを行い、その結果や情報を発信をしているエギングの情報メディアです。同じくイカが欲しいのに釣れない!と悩んでいる人たちのお役に立てれば幸いです!!