前回の釣行で水温は春イカの適正温度に近づいているも、まだアオリイカの反応が渋いことからシーズンインしていないと結論づけた。
そんな矢先に、南風と黒潮の影響で沖から良い海流が流れてきていることに気がつく。
神奈川県水産技術センターの水温を注視していると、15時から急激に温度が上がったことを確認。
その後も水温が上昇傾向にあることや、翌日の満潮は「大潮」であることから、アオリイカの先発隊がくるのではと予想。
また、以前から興味があった某100円均一ショップのエギをこのタイミングで調達したので、検証も兼ねて急遽釣行に出ることとした。
今回の釣行logの検証ポイントは3つ
- 公表データが16℃後半だが、前回の検証をもとに17℃を超えているか?
- 上がりの大潮1発目で先発隊がくるか?
- 格安エギは問題なく使えるか?
検証結果をまとめますと以下の通り
- 予想通り実測値は17℃を超えた!
- アオリイカはいたが痛恨のバラし、なぜか高水温の中ヤリイカが2杯釣れた
- 短時間の検証で破損しかけたので、磯のようにストラクチャが多いフィールドには向かない
それではそれぞれの検証を紹介していく
いよいよアオリイカが好む水温域に
黒潮が伊豆大島を超え、日に日に相模湾へと近づいていることもあり、本日の城ヶ島は23時時点で実測値で17℃を超えた。
もちろん実測した水温計はアナログ式なため正確な数値まではだせないが、少なくとも目盛りの16℃をゆうに超えていることがわかる。
0時を超えて日付は14日(木)となっても水温は17℃近辺を推移するも、3時を前に急激に変化し、水温は16℃となる。
黒潮からの海流、気圧配置の不安定さ、潮汐、この時期は文字通り刻一刻と状況が変化する。
繊細なイカを相手に釣果を出すためには、目の前のエギの反応に気を配る以上に、周囲の状況変化をしっかりと見極めることが重要と感じた。
痛恨のバラシ、そしてヤリイカが乗る
0時30頃状況が大きく動きこのエリア特有の釣れる時の潮流が効き始める。
単に沖からくる潮流ではなく、島の南南西くらいの位置から回り込んでくるような潮流だ。
メンバーの一人がYamashitaのムラムラチェリー3号を沖に向けてキャストし、カウントを取りボトム付近に近づいたとき、エギから振動が伝わる。
上げ潮で潮位が上がっている最中であることや、カウント的に根にあたるには早いためラインに全神経を注ぎ数秒待つ。
するとラインのテンションがフッと抜け、スーッと沖に向かってラインが引かれる。
合わせた瞬間にジーッ!とラインが走る音とともにロッドがしなる。
引き具合からしても良サイズなのは確かなため、慎重に足元まで手繰り寄せ、およそキロアップのアオリイカが顔を出した。
しかしここで手前に大きな波が入り、シモリにイカが巻き込まれたのを最後にアオリイカが消える。
その後すぐに隣にアタリがくるも、なぜかヤリイカが2杯釣れた。
本来適正温度は8℃〜13℃と低水温で活性が上がるとされる冬のイカが、17℃の中エギに食いついてきた。
釣果には恵まれるも、冬から春へ急激に変化する時期特有の出来事なのか、それともまだ私が知らない特性があるのか、こちらは機会があれば調べていきたい。
噂のダイソーエギの使い心地はいかに?
都内ではなかなか見かけないダイソーエギのエギスパート3.5号をダイソー渋谷店で発見した為、3種類購入した。
早速フィールドでキャストした感触は、飛距離については普段使っている同サイズのエギと変わらないと感じた。
着底までの速度はエギ王と比べると少し遅め、ダートさせた感触は問題ない物と水中でよれている感触がする物があった。
帰宅後、水中でよれを感じたエギを確認した所、シンカーの位置が右ズレて取り付けられていた。
エギスパートのパッケージが透明なので、購入時にシンカー位置の目視確認が必要だったと感じた。
今回、磯で30分程度キャストしてみたが、カンナの欠けや下地のめくれ等が起きて、耐久性には課題があると感じた。
破れた下地については、ガラスや金属の接着用ボンドで補修する予定。
今回、ダイソーエギを使った釣果が得れなかったので、有用性については引き続き検証して行こうと思う。
一方で初めての磯や普段は投げないドシャローのエリアについても臆せずにキャストする事が出来た為、事前の地形把握等に利用する事も含めて十分使えるエギであると感じた。
この記事を書いた人:えぎんがない⁉︎
「えぎんがない!」とはエギングの魅力にガッツリはまってしまった首都圏在住の初心者エギンガー2名組みが、神奈川県三浦エリアを中心に日夜イカ釣りを行い、その結果や情報を発信をしているエギングの情報メディアです。同じくイカが欲しいのに釣れない!と悩んでいる人たちのお役に立てれば幸いです!!