前回ハイプレッシャーなフィールド中、思ったようなエギングができずモヤモヤ中。
いつものごとく神奈川県水産技術センターの水温グラフを見ると、ここ数日加工していた水温が上昇傾向にあることを確認。
風も最大で2m予報とコンディションは良さそう。ただ一つ潮汐を除いては。
タイドグラフで当日の潮汐を見ると日を跨いて「長潮→小潮」になることを確認。
定説に沿って考えるのならば、魚を釣るチャンスが減るため釣りづらい状況である。
しかし、その他条件が揃っている中で本当に釣れないのか?
前回のリベンジも兼ねて検証してみることとした。
今回の釣行logの検証ポイントは3つ
- 長潮・小潮だと本当に釣りづらい環境になるのか?
- 前回のハイプレッシャーだった漁港の同じ場所で釣果はでるか?
- エギ王TuneHeadで飛距離を伸ばすことはできるか?
検証結果をまとめますと以下の通り
- 長潮・小潮でも大きく潮が動く時間帯はあるので十分戦える!
- 見事リベンジ達成!660gのアオリイカGET!
- 体感数メートルの違いはあれど、シャクリやダートに影響ありそう
それではそれぞれの検証を紹介していく
小潮/長潮の中でも潮が動く時間帯はある
上図は神奈川県水産技術センターの25日0時〜26日0時までのデータを「水温と潮位」の推移を表している。
同日の潮汐はそれぞれ長潮または小潮で、図を見るとたしかに潮位の上下が少ない時間帯があり、潮が動きにくい時間帯があるのは確かだ。
しかし、満潮干潮は1日の中でおよそ2回あり、潮位に大きな差があることがわかる。
今回は最も潮が動きやすいであろう25日の22時〜26日1時までの上げ潮3分〜7分を狙い撃つこととした。
現地に到着し水温が実測値でも17℃をゆうに超えていることを確認。
潮の動きは緩やかではあるが、沖から岸に向けて入ってきており、予想通りの状況に期待値が上がる。
エリア特性を把握しポイントを狙った結果アオリイカGET!
現地に到着し釣行log5回でハイプレッシャーに悩まされたエリアにあえて竿を下ろすことにした。
正直出来ることの少なかった前回の鬱憤を晴らすため同じポイントに入ったのもあったが、釣り場を見渡している中で図の黄色く塗ったエリアに注目した。
クレーンが配置された工事現場に沖からの潮が当たることで潮にヨレが発生している。
また、低いエンジン音が鳴っているが、このエンジン音は前回も終始鳴っていたことから、魚も適応できているのではと想定。
更に、潮のヨレに対して工事現場からのライトが水面を照らしている部分があるため、ここにベイトフィッシュ(小魚)がおり、イカが補食しにくると仮説をたてた。
ポイントに対して、今回チョイスしたエギは「エギ王LIVE ネオンブライト バトルグリーン3.5号」
夜は紫外線がほとんどなく、ネオンブライト特有の紫外線発光は望めない。
しかし、工事現場から出ている光に対して、クリアボディ特有の反射や、赤テープ部分と背中の緑色のコントラストがイカに響くと仮説を立て、ポイントに向けてキャストする。
すると2キャスト目に反応あり。
着水後ボトムまで落とし、4回ほどショートピッチでシャクり中層まであげてテンションフォール。
カウントしているとボトムまで付く前にラインテンションがどんどん強くなっていく。
合わせた瞬間にジーッとドラグが鳴り、イカがかかるも足元で痛恨のバラシ。
その後同じポイントに投げること10分後、同じポイントでヒット。
今回は無事にアオリイカを上げることができ、自身が立てた仮説がハマり短時間で超過が出た。
この仮説→検証→釣果の流れがたまらなく楽しい。
改めてエギングの深みにハマっていくのを体感した。
飛距離アップは見込めるものの、エギの動きには影響あり
先程の釣果が出る手前辺りから、他のエギンガーがポイント近くに集まってきた。
他のエギンガーに今回のポイントを抑えられる前に、もっと沖合にエギを投下し、沖から入ってくるイカを先に叩く作戦に出た。
そこで今回あたっているエギをより遠くにキャストするために、アイテムを使うこととした。
それが「エギ王 TUNEHEAD(チューンヘッド)」だ
このTUNEHEADが中々すごい。
写真の通りエギの頭にパーツを取り付けると重量が増すためより遠くへエギを飛ばせるのだが、頭に「-1g」と表示のある通り、水中では元々の重量から-1gした重さで動くということだ。
その分フォールもゆっくり落ちるため、シャローエリアやじっくりイカにエギを見せたいが飛距離も出したい!というエギンガーのわがままに答えている。
今回初実践で使ってみた感想だが、飛距離は3〜5mほど伸びた。
あとはフォール時とダート時の感触だが、ここはちょっと違和感を感じだ。
口には出しづらいが、全体的に水の抵抗が増してモッサリ動く感じがする。
この感じは使って慣れる必要がありそうだ。
今回は自身が釣った1杯が1時頃のため、その後潮がほとんど動かなかった影響もあり釣果には結びつかなかったが、今後シャローエリアも挑戦していくので、引き続き検証してみようと思う。