どうも!えぎんがないです。
突然ですが皆さんが春イカを攻略するうえで大切な事ってなんだと思いますか?
これから挑戦する方、すでに始めている方は特に、今年こそはと通称「キロアップ」のイカを求めてエギングに精を出す非常に心踊る時期です。
ただこんな話をよく聞くと思います。春イカは釣り上げるのが難しいと
しかし、プロアマ含めて映像や釣果報告アプリにはキロアップのアオリイカの投稿が溢れているのを目にすると思います。
では本当に釣れないのか?今回の記事を見ていただければ、今まで苦戦していた方は特に春イカ攻略の糸口になると思いますのでぜひ読んでみてください。
シーズンは数か月だが一つのエリアで釣れる時期は短い
今回は基本的なエギングの手法については解説しません。
まずはそこから知りたい!という方はこちらでも紹介してますので参考にしてみてください。
春イカのシーズンは3月~6月の初夏にかけてというのがよく目にする内容です。
私もこの情報を見て辛抱強くエギングしてました。ほとんど場所を変えずに
春イカは産卵期に差し掛かると、水深10mくらいの藻場や固定物がある場所で産卵します。
それを踏まえてよく考えてみてください。貴方が釣っているエリアに毎日のようにイカが産卵しにくるのでしょうか?
色々な方の意見や経験をもとに導き出した答えは、アオリイカが爆釣するタイミングはおおよそ潮一回りで終わる可能性が高いということです。
そのため春イカの場合は特に場所選びが重要となります。
ここでいう場所というのは釣れるポイント一つにこだわるのではなく、釣れるポイントをいくつも持っておくということです。
釣り場が変わると、地形や潮の関係から産卵の時期がずれることが結構あるんです。
(車で3、40分離れるだけで変わったりします)
情報に関しては現地釣具店の方から仕入れてみたり、SNSやエギ.comさんの投稿を見て、釣れている方の情報をリサ―チする。地道な作業ではありますが、これをやるかやらないかで結構違うもんです。
Point
産卵シーズンは長いが、エリアごとのシーズンは1回の潮回りでピークが終わる
情報を制するものが春を制す!他者やSNSを駆使して情報を仕入れるべし
釣れる時間帯がかなり限定的
秋のシーズンにはまだ狙えたいわゆるデイゲーム(日中の釣り)は、あまり期待できません。
春のサイズの大きなアオリイカは、暗くなるもしくは明るくなる時間帯の「光量変化」によって動きがガラッと変わります。
そのため朝マヅメ、夕マヅメが最適解となります。次いでナイトゲーム(夜)となります。
前項で上げた産卵シーズンに、光量変化の大きい時間帯をかけると、更に限定的となります
ポイントの特性をつかんだもの勝ち
秋シーズンのようにその場に居つくイカが少ないといわれていますが、個体によっては藻に紛れて隠れていたりすることがあるので、まったく釣れないということではないです。
しかし、そもそも春イカは個体数が圧倒的に少ないので、結果として釣りづらいのは確かです。
では春イカを効率よく釣るために必要なことは何か?
それは自身が知っているポイントのイカの動きをつかんでいるかどうか?です。
【ポイント1】
イカは水深40mくらいの場所で待機し、産卵を期に水深10m前後の場所にやってくる。
そのため、釣り場の数百メートル以内にそのくらいの水深のエリアがあるか?
【ポイント2】
産卵床となる「ホンダワラ/アマモ/ガラモ」などのイカが産卵場所に好む海藻類があるか?
または、倒木、ロープ、岩礁などがあるか?
【ポイント3】
エサとなるベイトが集まりやすい地形であるワンド、また潮通しのよい地形か?
釣り場の潮流の特徴はどのようなものか?(〇時になると沖から岸に潮流が変わるなど)
これらをポイントを踏まえて、イカが沖から岸までどのルートを通ってくるのかを想定し、先回りすることが大切です。そして運よく良い場所が取れたら粘るのもありです。
Point
イカが通るルートを想定するべし
その日の海の状態に合わせて釣り場のポイントを決め、取ったらタコ粘りもOK
水温16℃を安定的に超える時期を狙う
イカは水温が12℃以下になると死滅するという実験結果があり、越冬して岸近くの水温が15℃を超えてくる春先に、産卵のスイッチが入りオスとメスがペアになって産卵しに来ます。
そのため、各地域にある海洋センター、気象庁、気象アプリなどで公開されている海水温データを使って、自身が行くポイントにおいて16℃以上の水温が安定的に来る時期を狙いましょう。
ただし、個体によっては7月に産卵するようなケースもまれにあるますので、16℃の時期を超えたらイカがいなくなるかというわけではないです。
この辺りも近くの釣具店やSNSなどをうまく活用して、情報を仕入れましょう!
潮の動きが活性化する大潮、中潮を狙う
潮が大きく動くことで、プランクトンの動きやそれを食べるベイトフィッシュの動きが活発になり、結果として捕食するイカの動きが活発になることがあります。d
また、回遊性があるイカですが、泳ぎはそこまで得意でない部類になります。
そのため、潮の流れに乗って岸までただりつくことが多くなり、結果としてイカと遭遇するチャンスが増えます。
ただし、自身が選んだポイントがもともと潮通しが良いエリアの場合、大潮が原因で潮の流れが速すぎるため小魚が寄りづらい環境になる場合があります。
そういった場合は、小魚がたまりやすい岩礁の裏や潮が割れている箇所を狙うのもよいです。
個体が大きくなるにつれ、積極的にエサを追いかけなくなる
秋のシーズンのような個体の小さなイカは非常に好奇心が強いため、素早く動くエギにも反応に追いかけて来たり、動いているエギにアタックを仕掛けてきたりします。
しかし、春イカのような個体の大きなイカになると、警戒心が増し、自身の近くを通るエギにしか反応しないことが増えてきます。
そのため、春は中層よりも下層(ボトム)をじっくり攻めることで、近くにイカがいた場合にエギに食いつくことが期待できます。
ただし、ボトムをじっくり攻めるのもいいですが、春イカは藻場など底付近に長く漂わせておくと、根掛かりのリスクが増えます。エギをロストすると経済的にも環境的にもよくないことだらけのため、注意が必要です
個体数は少ないが、釣れるポイントを探すことで春イカは釣れる
春イカは条件がシビアになることから、秋口以上に経験値や釣り場への理解度が高く求められるシーズンとなります。
その反面、まったくの初心者の方でも場所やポイントを教えてもらうだけで、サクッと釣れてしまったりすることも結構あります。
私自身の体験談として、エギング数回目となるお世辞にもキャストやジャーク(しゃくり)が上手とは言えなかった会社の上司とボート釣行した際に、ポイントと潮流をつかんだのか、ものの30分程度で何杯も上げている姿を見てます。
うまく条件が重なった際には、関東沿岸でも1キロどころか場合によっては2キロオーバーの個体を釣り上げることも可能です!
またキロアップにもなると、イカとのやり取りも別物くらい引くし楽しいので、これから春イカに挑戦されるエギンガーは是非ポイントを押さえて頑張ってください!